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2008年3月30日 (日)

千夜一夜異譚                   ~Another Tale of the Arabian Nights~

 おお、幸多き皆様よ、伝え聞くところによりますと、この地より遥か彼方にその威すこぶる高き大国がございました。その王国を統べる大王(スルターン)は名君の誉れ高く、その人民のみならず近隣諸国からも王中の王として慕われておりました。
 大王には姫が一人おりました。その姫の美しさたるや、月でさえも姫の前では枯れた花の香りのように、その輝きが色あせて見えるほどでした。大王は自分の命よりもその姫を愛していたのでございます。
 ところが、あるときその姫が恐ろしい魔人(ジンニー)によって攫われ人里離れた山岳に聳える魔人の搭に幽閉されてしまったのです。
 大王は気も狂わんばかりに嘆き悲しみ、さっそく姫の救出を求めるお触れを出しました。姫を救い出した者には、莫大な褒美を与えるとして・・・
 しかしながら、何人もの勇猛果敢な誉れ高き王子や勇者が魔人討伐に乗り出しましたが、唯の一人として帰ってくる者はなかったのです。
 そんな話しをその王国からやってきた旅人がある若者に語りました。するとその若者は思いました、これこそ自分の求めていた冒険だと・・・
ここまで話したとき、朝の光が射してくるを見て、語り部は慎ましく口をつぐんだ。

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以上が「千夜一夜異譚」のイントロダクションです。
各ゲームについては、おいおいご紹介していきます。

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